2025.11.21 Fri
Googleタグマネージャー(GTM)設定手順

Googleタグマネージャー(GTM)基本情報
Googleタグマネージャーコンテナとは?
Googleタグマネージャーの「コンテナ」は、ウェブサイトやアプリに必要なタグ(コード)をまとめて管理する場所です。1つのコンテナにタグや設定を入れて、簡単に管理・更新できます。複数のコンテナを作ると管理が複雑になるので、基本的には1つのコンテナで運用するのがベストです。
GTMコンテナの管理運用
基本的に、アカウントは一つにまとめ、1つのウェブサイトやアプリケーションに対して1つのコンテナを作成が推奨。 別の管轄や管理体制の場合は、別アカウントにて管理する必要がある。
Googleアナリティクス(GA)、Googleサーチコンソール(GSC)、Googleタグマネージャー(GTM)の一連の設定手順を、簡潔にまとめてみました。それぞれのサービスの設定方法を3つのステップに分けて解説します。
1. Googleアナリティクス(GA)の設定方法
ステップ 1: Googleアナリティクスにアカウント作成
Googleアナリティクスにログインして、新しいアカウントを作成します。
- [Googleアナリティクス](https://analytics.google.com)にアクセス。
- アカウント作成後、プロパティ(サイト)を追加します。
ステップ 2: トラッキングコードを取得
新しく作成したプロパティの「プロパティ設定」から、トラッキングID(例: `UA-XXXXXXXX-X`)を取得します。
- 管理画面から「トラッキング情報」を選択。
- 「トラッキングコード」をクリックし、表示されるコードをコピーします。
ステップ 3: GTMにトラッキングコードを設定
Googleタグマネージャー(GTM)に、アナリティクスのトラッキングコードを追加します。
- GTMにログインし、新しいタグを作成。
- タグタイプを「Google アナリティクス: ユニバーサル アナリティクス」に選択。
- 「トラッキングID」に先程取得したアナリティクスのトラッキングIDを入力。
- トリガーを「All Pages(全ページ)」に設定し、タグを公開。
アナリティクストラッキングIDコードをGTMへ設定
2. Googleサーチコンソール(GSC)の設定方法
ステップ 1: サーチコンソールに登録
[Googleサーチコンソール](https://search.google.com/search-console)にアクセスして、サイトを追加します。
- サーチコンソールにログイン。
- サイトURLを入力して、新しいプロパティを追加。
- URLプレフィックスを選択して、サイトのURLを入力します。
ステップ 2: 所有権の確認
所有権を確認するために、サーチコンソールが提供する方法で確認します。
- HTMLタグの方法を選び、指定されたコード(metaタグ)をコピー。
- コピーしたmetaタグをサイトの``タグ内に追加します(通常はテーマの設定や`header.php`ファイルに追加)。
ステップ 3: サーチコンソールでサイトの状況確認
所有権の確認後、サーチコンソールでサイトのインデックス状況を確認。
- URL検査ツールを使って、ページがインデックスされているかをチェック。
- 「インデックス登録をリクエスト」することで、インデックスを促進。
URLのインデックスは日数がかかる場合がある
3. Googleタグマネージャー(GTM)の設定方法
ステップ 1: GTMアカウント作成
[Googleタグマネージャー](https://tagmanager.google.com)にアクセスし、新しいアカウントとコンテナを作成します。 既にアカウントがある場合はコンテナを追加する。
- アカウント名、国、コンテナ名(例: サイト名)を設定。
- コンテナタイプは「Web」を選択。
ステップ 2: GTMコードをサイトに埋め込む
GTMのコードスニペットをサイトに追加します。
- GTMの「コンテナ設定」ページで、2つのコードスニペットを取得。
- 1つ目のコードは、``タグの直後に配置。
- 2つ目のコードは、``タグのすぐ後に配置。
ステップ 3: タグ設定と公開
GTMを使用して、アナリティクスや他のタグを設定します。
- GTMダッシュボードで「新しいタグ」を作成。
- タグタイプを選択(例: Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールなど)。
- トリガー(ページビューや特定のアクション)を設定して、タグを公開します。
タグを一か所で集約できるので便利
まとめ
Googleアナリティクス:
アカウント作成後、トラッキングIDを取得し、GTMに設定。
Googleサーチコンソール:
サイトを登録し、所有権をHTMLタグで確認。インデックスリクエストを送信。
Googleタグマネージャー:
アカウントとコンテナを作成し、GTMコードをサイトに埋め込む。タグを設定して公開。
この一連の流れで、アナリティクス、サーチコンソール、GTMを効率的に連携させることができます。それぞれが互いに補完し合い、より効果的にサイトの分析や管理を行えます。
GTMなどは仕様変更がよくあるので注意
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