2025.11.30 Sun
VS Codeでスニペットを登録・設定する方法まとめ

VScodeのスニペット登録・設定方法
VS Codeではコードの入力効率を上げるためにスニペットを登録して使うことができます。この記事では、初心者でも分かりやすい手順を解説します。1. スニペットの登録方法
- メニューから 「ファイル → ユーザー設定 → ユーザースニペット」 を選択
- 言語ごとのスニペットファイルを選択(例:HTMLなら “html.json”)
- JSON形式でスニペットを追加
"見出し1": { "prefix": "h1", "body": [" <h1>$1</h1>"], "description": "見出し1タグ"}
設定ファイルは一言語一種類が基本
2. スニペットの呼び出し方
- HTMLファイルで “prefix” を入力(例:”h1″)
- Tabキー を押すと “<h1>$1</h1>” に展開される
- “$1” の位置にカーソルが自動で移動して文字を入力可能
小ワザ:ブロックによる囲い込み
複数行のコードやテキストを囲むブロックも “$TM_SELECTED_TEXT” を使ってスニペット化可能
$TM_SELECTED_TEXTは単語登録必須
html.jsonの参照方法
- 標準では 単一ファイル 形式
- コマンドパレットで 「Configure User Snippets → HTML」 から開くのが簡単
- 保存場所(OS例)
・Windows: "%APPDATA%\Code\User\snippets\html.json" ・Mac: "~/Library/Application Support/Code/User/snippets/html.json" ・Linux: "~/.config/Code/User/snippets/html.json"
jsonはデータフォーマットの一種
ショートカットキーで呼び出す
- 個別スニペットにショートカットを割り当てる必要はなし
- prefix + Tab で十分効率的
- 必要に応じて「Insert Snippet」コマンドにショートカットを割り当てることも可能
VScodeはサジェストが充実
Dreamweaverスニペットとの互換性
- Dreamweaverのスニペットは “.csn” 形式で保存される
- “.csn” はバイナリ形式であり、直接中身を開いたりJSONに変換する公式手段は存在しない
- VS Codeで使用するには、Dreamweaver内で表示されるスニペットの内容を手作業で読み取り、JSON形式に書き直す必要がある
- 公式の自動変換やエクスポート機能は存在しないため注意が必要
Dreamweaverスニペットは独自仕様
6. SCSSとの比較
- SCSSでは リスト・マップ・関数 で複雑な操作が可能
- CSSでも “calc()” や “var()” で似た計算はできるが、条件分岐や自作関数は不可
- スニペットの配列(”body” の “[]”)は、概念的にはSCSSのリストに近い
SCSSは開発コストが増える
VScodeまとめ
- スニペットは prefix + Tab で呼び出すのが基本
- “html.json” は単一ファイルなので、コマンドパレット経由で開くと便利
- スニペットのキーは内部識別用でエディタ上に表示されず、”prefix” と “description” が実際に表示される
- Dreamweaverの “.csn” ファイルは直接VS Codeで利用できず、手作業で内容を再定義する必要がある
- 個別記事形式で管理すると初心者でも分かりやすく、更新もしやすい
VS Codeのスニペットをうまく活用することで、コーディング効率が大幅に向上します。
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