基本概念

まずGit(ギット)については以下を理解しておくと良いです。

Gitとは

Gitは、ソースコードやファイルの変更履歴を記録・管理するための分散型バージョン管理システムです。複数人での開発や、過去バージョンの復元、変更内容の比較を正確に行うための仕組みとして広く利用されています。ローカル環境だけで履歴管理が完結する点が特徴です。

GitHub

GitHubは、Gitで管理されたリポジトリをインターネット上でホスティングできるサービスです。ソースコードの共有、バックアップ、共同作業の効率化を目的とした機能が提供されており、プルリクエストやIssue管理など、プロジェクト運営に役立つ仕組みが備わっています。

GitHub Desktop

GitHub Desktopは、GitHubが提供するGUIクライアントで、Git操作を視覚的に行うためのアプリケーションです。コマンドを使わず、画面操作だけでコミット・ブランチ操作・プッシュ・プルなどの基本動作を扱えるため、初心者でもGitとGitHubを利用しやすくなる利点があります。

Gitはファイルバージョン履歴を管理するための保存場所(レポジトリ)と仕組み全般のこと

準備

Git(ギット)の準備やインストールについて。 基本的にはWebでGitHubのアカウントを作成し、Git本体をローカルにインストールし、ファイル操作用にVScodeをインストールすることで、一般的なWeb制作に関する環境は整います。

ダウンロードやインストール手順は詳しく解説されているサイトが幾つもあるので、最新の紹介記事などを参照しながら行っていただくことが推奨されます。

Gitのインストール

Gitのインストールは公式サイトからアプリケーションをダウンロードしてインストールします。 環境設定などは紹介サイトや記事ページが複数存在するので、わかりやすい紹介記事を参照してインストールします。

一部コマンドが必要になりますが、インストールやユーザー情報の設定など簡易的なコマンドになるので、わりとスムーズにインストール可能です。

Gitのインストール

GitHubのアカウント作成

GitHubは、Googleアカウントがあれば、そのまま作成できます。万一Googleアカウントがない場合は、多くのSaas系サービスサイトでソーシャルログインが可能になるので、作成しておくことが推奨されます。

GitHubのアカウント作成

GitHub Desktopのインストール

リポジトリの作成やクローン、更新履歴のコミットやプル・プッシュ、ブランチの設定など、ファイル操作全般をGUI化するツールです。エディタ機能はないので、別途VScodeなどの開発ツールが必要となるため、特別必要なアプリではありません。

GitHub Desktopのインストール

VScodeのインストール

VS Code（Visual Studio Code）は、主にプログラミングやHTML系のコードを書くためのMicroSoftが提供する無料のエディタです。 ファイルを開いて編集したり、色分けで読みやすくしたり、拡張機能で便利にできます。とても軽くて使いやすく、初心者からプロまでよく使っています。 GitHubとも連携可能なので、VScodeがあればGitHub Desktopは必要ないかもしれません。

VScodeのインストール

GitHubのアカウント作成とGitとVScodeインストールで環境準備