2019.12.28 Sat
医院クリニックのためのホームページ制作黄金ルール
お墨付きのホームページ制作黄金則
開業のタイミングでの新規ホームページ制作や、すでにあるホームページのリニューアルをする際にできるだけ労力を少なくかかるコスト(打合せなどを含む)を最小限にして、より効果的によりよいホームページを制作するための黄金ルール?について説明してみます。総制作サイトは500サイト以上、上場企業から個人事業者までWebサイトの企画から制作、管理の実際の経験をもとに、最適な構成と進行方法でホームページの制作原則を知ることができます。
制作業者選びで勝負は決まる?
ホームページ制作は、どのような事業者にどう依頼するかで概ね結果は決まります。 場合によっては出来上がらないまま時間や労力を費やすだけになりますので、自院の意向や方向性によりきちんと選んでおくことが大切です。 どういうWeb制作業者を選ぶかで、その後の成果物や制作進行、着地点などは大きくことなります。Web制作業者を選ぶうえでの主な分岐点は以下のようになるかとおもいます。
- 原稿や院内写真などの準備?
- HPデザインなどはこだわるのか?
- 更新や管理はどうするのか?
全部を業者任せにすれば、費用や日程はかなり膨らむ可能性があります。半面、すべてをこだわってできるだけ自院で考案をリードしていきたいという場合は、費用感は抑えることはできますがスケジュールは依頼者側に影響するので、最終的な目的をどこに置けばいいのかで依頼先の業者は違ってきます。
- 原稿や院内写真などの準備?
また原稿、すなわちホームページのコンテンツは医院の体裁や医療行為の方針をあらわす内容にもなりますので、すべて業者任せの場合は極めて特色のない平坦なコンテンツになりがちです。検索エンジン対策上も、できるかぎりオリジナルのコンテンツが評価されやすいかもしれませ。 院内設備の写真などについても、昨今スマホのレンズやカメラ機能は高性能ですので、医院スタッフの方が撮影した画像をメールで送るだけでも時間や手間暇をかけずに進めやすくなるかもしれません。撮影などを業者に依頼すれば、なんらかの形で費用がかかります。
コンテンツや写真はわりと大切です。
- HPデザインなどはこだわるのか?
過去の制作事例や提案も外部委託であったりすでに担当デザイナーが退職していたりして経験の浅い人材に任せている業者も多いので、可能であれば各制作工程ごとに分離して、いつでも業者を変更できるような契約や進め方がよいでしょう。 HPデザインは突飛やデザインやこだわりよりも、”患者さんが見やすくて安心できる”見た目がおすすめです。
Webデザインは見やすさを重視しましょう。
- 更新や管理はどうするのか?
現在はWordPress(CMS)というプログラム型ホームページでもブログ感覚で情報更新は可能ですが、結局HTMLやCSSなどの専門知識がない場合は思うようなページ更新ができませんので、基本的には業者委託での運営がおすすめです。
運営は外部委託が吉。
また、ほぼリアルタイムで情報発信が可能なホームページの運用方法や管理などについても、利用者メリットを前提に提案してくれる業者がベストです。電柱広告や看板などのアナログ広告の効果も否定しませんが、多くの人々の視線はスマホなどのデジタルコンテンツに向くことが今後も増えていきますので、すぐに情報を更新できる広告としてホームページを位置付けて考えられることがおすすめです。
結論、医院やクリニックの方針に見合った提案と相性のWeb制作事業者が理想ですが、わりと広い範囲でのサイト構築や知見を持った業者へ相談することで、より最適なホームページにつながりやすいでしょう。完成への手順は意外とシンプル
ホームページ制作と完成は構成要素はとてもシンプルです。 ロゴマーク(あれば)と写真やイラスト、グラフなどの画像類、ホームページのコンテンツとなる原稿のみとなります。工程としては、Webデザインで見た目を制作して、HTMLコーディングという工程でネット上にアップされる状態にするだけです。あとはWordPressなどのCMS導入をする場合は、HTMLコーディングした内容をCMSに設置反映するという2~3工程になる場合がほとんどです。
ですので、”ながら制作”ではなく、建物の建築と同じように設計図をあらかじめしっかり用意して制作進行すれば、より目的に合致した成果物を効率的に得ることができるでしょう。また細部までこだわり過ぎるケースもありますが、おおよそ8割ぐらいの完成度で公開するようなイメージで進められることが推奨されます。
ホームページは一体誰のもの?
ホームページを制作する場合に、対象というか誰に対して制作するのかを意識することも大切です。いちばんは閲覧者視点で制作することがベストです。 業者が進めるデザインや仕組みを導入したところ、本当に情報が閲覧しにくいホームページになり、患者さんから見にくくて閲覧しにくいという意見を受ける場合もあります。また、院長が独自に気に入った既存のホームページのような作りにしてしまったため、どことなくちぐはぐな印象のホームページになってしまう場合もあります。特にWeb制作事業者は自分達の都合の良い進め方をする傾向が多いので、見慣れない技術や聞きなれない提案に対しては、どうしてそのような作りにするかを確認して裏付けをとってから採用したほうが無難です。
結局のところ、ホームページは閲覧者、すなわち患者本位で設計から制作、運用をしていくことがベストな選択です。SEOは超定番のブラックボックス
ホームページ制作で必ず付随してくるのがSEO。すなわちGoogleなどの検索エンジン向けの最適化対策です。 SEOは玉石混交の分野で、正直正解がないブラックボックスです。 ただ言えることは、ホームページ制作段階での基本的かつ内部的なSEOがされていれば、上位に表示されるキーワードは放っておいても表示されますし、いくら費用をかけてSEO対策をしても、ほとんど上位表示されないキーワードもあります。おそらく、クリニックの名前などは比較的何もしなくても上位に表示されやすく、診療科目や検診などはかなり競合が高いキーワードになります。 偶発的に上位表示されることもありますが、ほとんど長くは維持できないので、競合が多い医療系キーワードはそれなりにSEO対策の費用や年数を準備する必要があります。
また上場企業なども積極的にSEO商品を売り込んできますが、ダメ元のSEOで偶発的に上位表示された場合に高額コンサル料以外の成果報酬なども請求される場合がありますので、やはり要注意です。ネットに限らず、競合が大きくなれば広告単価や潜在顧客へのリーチプロセスは難易度が高くなるので、商業的な広告が必要な場合は直接Web広告を出稿したほうが無難な場合が多いようです。
SEO自体はかなり不透明性が高いものの、ネット資源を最初から潤沢にもっている大企業や先に市場に参入しているホームページをあとから追い抜くことが困難であることは、最近の検索エンジンの特性からも明確になっています。プロが教える注意したい業者の傾向と対策
結論からいえば、医院やクリニックのホームページはある程度、一般的な技術やノウハウを持っていれば、あとはそれほど遜色はありません。 仕事の内容が精妙で技術的に汎用性と持続性を前提にした誠実さがあるかどうかになるでしょう。そこで、注意したいWeb制作業者の傾向と対策は以下のようになります。
- やたらと押しつけがましい業者
- 費用感の説明が不明瞭な業者
- 営業が最初だけよく来る業者
- 成果物にバラつきの多い業者
- 従業員数が多い業者
ほとんどどれかに該当する業者です(笑) 以下が補足解説です。
- やたらと押しつけがましい業者
もちろん良心的でヒアリング力の企業の方が多いのですが、mac bookでおしゃれなWebサイトを見せつけられたときには決して雰囲気に飲み込まれないように注意したほうが無難です。
勧めてくるのは業者都合のものが多い
- 費用感の説明が不明瞭な業者
最初の制作費用はもとより、修正や更新費用などもなんとなく曖昧にしている業者は注意が必要です。こういった業者の場合、相手によって販売価格やサービス価格が違う場合がほとんどです。クレームの多い顧客には安く過剰なサービス対応をするのに、大人しく優良な顧客は後回しにして過剰な費用請求をしているケースが多いからです。
最初に年間トータルの費用感を聞いておきましょう
- 営業担当者がよく来る業者
ネクタイをしてスーツを着ているだけで、なぜか信用してしまいがちですが、やたらと営業担当者や制作担当者がやってきる業者も注意が必要です。 通常の事業者がいちばん負担が高いのが人件費なので、その分の経費はホームページ制作費用やコンサルティング料、HP管理費用に必ず上乗せされています。 制作費用等は保険適用が効かない自費診療と同じですから、すべて顧客から回収しなければなりません。
訪問の費用も制作費用に加算されています。
- 成果物にバラつきの多い業者
Web制作事業はわりと参入障壁が低いせいもあり、デザイン学校でたての従業員がすぐにWebデザインを担当していたりすることも、いまだ少なくありません。 回避策としては、担当者自体の成果物や実務経歴などを聞いてみるのもいいかもしれません。
制作担当をどんな人がするかも大切です。
- 従業員数が多い業者
仮にホームページを1つ制作するとして、5人の会社は5人分の人件費から利益を出す必要がありますが、50人の会社は1つのホームページから10倍以上の利益が必要になるため、結局顧客への売り上げから従業員数分の売り上げを確保しなければならないのです。 ですので、結果として制作費用やコンサルティング名目のなんらかの形でかなり高額商材を購入する結果になります。
従業員が多ければ多いほど制作費用はトータルで高額になりがちです。
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