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HOME  〉Web制作 〉ノーコードツール 〉STUDIOでSTUDIO紹介サイトを制作してみた

2024.04.06 Sat  2024.09.23

STUDIOでSTUDIO紹介サイトを制作してみた

Web制作

STUDIOでSTUDIO紹介サイトを制作してみたのイメージ

STUDIOでSTUDIOを紹介するノーコードWebサイトを作成してみた

STUDIOは、コードを書かずにWebサイトの設計、デザイン、公開までワンストップで完結させることができる、デザインツールとサイトビルダーを兼ね合わせたクラウドサービスです。

自由度やテンプレート数には制限がありますが、初心者でも簡単に使い始められるのが魅力です。

今回は、実際にSTUDIOを使用して、STUDIOの紹介をするノーコード解説Webサイトを制作してみました。
  • STUDIOのメリットやデメリット、便利なところや気になった点を紹介していきます。

実際に制作して使用させていただきましたが、業務用として使用するには有料プランでも機能制限が多く、ランニングコスト的にも割高感否めないため、freeプランで制作させていただいております。

STUDIO for STUDIOノーコードWebサイト

提供元のサービス仕様によりサイトが自動的に閉鎖されてしまう可能性があるため、あらかじめご了承ください。


ファーストコンタクトSTUDIO

まず最初にSTUDIOのアカウント作成からノーコードWebサイト制作までのサービスシステムの実直な感想や、使用感について紹介します。

  1. ソーシャルログインができる
  2. Chromeで編集ができた
  3. 独自ドメインは有料プランでも別料金
  4. 学習コストと維持コストの推察
ソーシャルログインができる

STUDIO登録はGoogleやFacebookのアカウントでそのままユーザー登録が可能。ただし、アカウント情報をそのまま流用するため、STUDIOサイトはSTUDIOの登録をした各ソーシャルアカウント情報が流用されるので注意が必要。

Chromeで編集ができた
Firefoxでソーシャルログインしたところ、
  • 『ログインありがとうございます。 デザイン編集や各種操作はPCのGoogle Chromeで、ご利用いただけます。』

とメッセージが表示される編集が一切できなかった。 Chromeでログインしたところ正常に編集ができるようになった。

独自ドメインは有料プランでも別料金

サブドメイン部は重複しない限り自由に選択できる。 独自ドメインは有料プランで変更することが可能。 ただしはSTUDIOはドメインレジストラサービスを提供していないため、独自ドメインは別のレジストラで契約してDNS設定する必要があるようです。

学習コストと維持コストの推察

正直、編集にも時間はかかるし学習コストもある程度は必要になります。HTMLやCSS、JavaScriptやPHPを覚えるよりははるかに学習コストはかかりません。ただ比例してその分サイト制作や運用で再現できることも限定されます。

多機能であるため、毎週使用するなどしていないと、操作方法を忘れてしまうこともあるので維持コストもある程度必要といえます。

FigmaやAdobeXD、Wixなどと同じ程度の操作方法を熟知していないとオリジナルデザインなどの再現はほぼ無理であると推察されます。

STUDIOはChromeでの使用に制限されているかもしれません

アフターコンタクトSTUDIO

ここではある程度デザインエディットを使用してページ管理やノーコードによるブロックエディタやコンポーネント操作をして、HTMLやCSSでマークアップした場合や一般のホスティングサーバー利用時を踏まえて全体の感想を述べております。

  1. ページ編集はそれなりに工数が必要
  2. コーディングは不要になるがデザインエディットが新たに必要になる
  3. プラン別に機能制限が多い
  4. CSSやJavaScriptでオリジナルデザインが可能だが
ページ編集はそれなりに工数が必要

テンプレートもブロックエディタもそれなりにレイアウト調整や情報配置の編集が必要となるため、かなり簡素化されたページでないとSTUDIOの優位性やベネフィットは得られずらい可能性があります。

基本機能ではオリジナルデザインができないし、独自機能なども実装できない制限はあっても、ページ内のコンテンツの調整や編集が必要となります。

シンプルなサイトの場合は、もしかするとHTMLテンプレートに文字だけ流し込んだ方がはるかに工数は圧縮できるかもしれません。

コーディングは不要になるがデザインエディットが新たに必要になる

ノーコードツールでHTMLによるマークアップはなくなったものの、デザインエディタによるページ編集が必要になる。

HTMLコードがGUI化されただけで極端に工数が軽くなるわけではないようです。 むしろSTUDIOをFigmaのように担当者に任せることで、”こだわり”や微調整により工数が増加する場合もあるので注意がひつよう。

プラン別に機能制限が多い

有料プランでもデータベースやサイト全体の一括バックアップができません。 履歴機能からサイト全体を復元することは可能ですが、こちらもプランによって保存日数がことなるため、サイトバックアップもある程度制限を受けることになります。

これはWixなどでも同様にSaas型であるため、プランによって機能制限が多いため、事業利用を前提として考えるとコストパフォーマンスはあまり良くないのかもしれません。

CSSやJavaScriptでオリジナルデザインが可能だが

STUDIOの新しいembed機能でオリジナルCSSによるデザインの再現は一応可能となっています。

ただしテンプレートを使用する場合はCSSは逆算しながら設定する必要があるため制御はかなり手間がかかるといえるでしょう。 JavaScriptに関してもコンフリクトが生じると少々やっかいな時があります。

しかしながら、そこまでオリジナル編集をした場合、そもそもノーコードWebサイト作成ツールではなくなっている気がしますし、一般的なCMSよりも工数が増えてしまう気がするのですが。

サイト全体やページに対して自由にコードが記述できる「カスタムコード」をリリース

STUDIOの継続利用はプラン契約が必須です

ノーコードサイトビルダーSTUDIOで感動したところ

編集が早い

すべてブラウザ上で編集するため、編集や反映のタイムラグが必要になりますが、Wixと比べても比較的ストレスを感じない速さで編集操作ができました。 ネット回線の接続速度の影響なども関係するので、あくまでも制作環境により異なる場合はあります。

  • GUIがXDライク

AdobeXDやFigmaなどWebデザインツールを利用しているWebデザイナーであればそれほど抵抗なく導入しやすいユーザーインターフェース。 特にXDどは類似しているUIなので、一度操作を覚えれば使いやすいでしょう。

  • 低位プランでも最低限のサイト制作が可能

本格的な事業利用には制限がやや多めですが、とりあえずエントリーサイトとしては十分な機能が無料プランでも利用できます。

ビジネス利用を前提とすると有料プランでも機能制限やランニングコストが気になる点がありますが、機能性や汎用性を求めず更新頻度がない場合なら低位有料プランでも十分かもしれません。

コンポーネント機能が便利

部分的に見るとすぐにブロックを共通パーツ化できて、編集もシームレスで反映されるので機能だけを考えるととても便利です。 ホームページビルダーやWixなどを利用していた方は、STUDIOに乗り換える人も増えているかもしれません。

STUDIOのメリット
  • コード不要: 誰でも簡単にWebサイト制作を始められます。
  • デザイン性: 高品質なテンプレートと豊富なデザイン機能で、美しいサイトを作れます。
  • 多機能: ブログ、ECサイト、予約システムなど、様々な機能が搭載されています。
  • 拡張性: アプリ連携やコード編集で、機能をさらに拡張できます。
  • 安心: セキュリティ対策やバックアップ機能が充実しています。
STUDIOのデメリット
  • 自由度の制限: コード編集できないため、細かいデザインや機能は制限されます。
  • 学習コスト: 使いこなすには、ある程度の操作方法を学ぶ必要があります。
  • テンプレート数: 他ツールと比べると、テンプレート数は少ないです。
  • 無料プラン: 機能やデータ容量に制限があります。
ノーコードWebサイト制作を継続にしたい人にはオススメ

STUDIOサイト制作のまとめと要約

全体的にはとても優れたツールで、同じタイプのサイトやページを複製するにはかなり便利なツールという印象です。

コンポーネントやページ複製なども数秒で実行できて、公開反映のタイムラグもほとんどなく、見た目の体裁やブランディングなどは関係なく、とりあえずすぐに情報をネット公開したい場合には最適なノーコードWebサイト制作CMSツールといえるでしょう。

ただし、業務レベルやランニングコストという点でみると、ビジネス用途にはやや機能制限などが多く汎用性や拡張性についてある程度縛りが生じてしまいます

また、運用についても常にSTUDIOを利用していないと改修や更新修正はわりと運営負荷がかかることが予想されます。

そして、新しいembed機能によりcssやjavascriptを使用することは可能なのですが、基本的にはテンプレートまたはコンポーネントから生成されるcssセレクタを指定し直す必要があるため、オリジナルデザインや機能性を持ったWebサイト制作をしようとすると、一般的な自由度の高いCMSよりも工数や管理負担は大きくなる可能性がとても高いです。

また多機能性ゆえ、無料ブログの更新のような感覚での使用は難しく、AdobeXDやFigmaなどのオンラインデザインツール使用ができるくらいの操作対応は必要になりますので、一般の方であればマニュアルを見ながら学習していく必要があるでしょう。

そして、サイト自体は更新しなくても使用続ける限り永久に管理費用が発生するので、ネットからの集客や営業効果があまりない事業者の方であれば、毎月とはいえネット回線や携帯代ぐらいのランニングコストが何もしない状態でも生じてしまうので考慮が必要です。

あまり更新や修正の必要がない場合は、静的なWebサイトを廉価な自由度の高いホスティングサーバーで運営する方が、保守運用や改修と移管を前提にすると経費対効果の面でもわりと大きな差が生じてしまう可能性があります。

いずれにしても制限事項が多い最小有料プランでも月額980円~必要となるため、事業者用のWebサイトとして導入する場合には、中長期的に考えて慎重な判断が必要になるのではないでしょうか。
多機能で便利ではあるけれども慎重な判断が必要
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