2025.01.07 Tue 2025.01.08
Web進化の新機軸、HybridWeb1.0始動
伝統とモダンの共生がもたらす新時代のWebクリエイティブ哲学的理論
HybridWeb1.0とはWIING WebServiceCloud LLCが手掛けるWeb制作におけるクリエイティブに関するガイドラインです。
基本的には、ブロックエディタやノーコードツールの構造構築モデルとスクラッチWeb制作におけるブロックコンポーネント指向(BCO)や独自BEM(Block Element Modifier)型のマークアップ手法により、オリジナルクリエイティブを迅速かつ極限まで合理的な構造で制作するための定量的なクリエイティブルールです。
HybridWeb1.0によって制作されたWebコンテンツは、
- オリジナルデザインを維持しつつ独自BEMやBCOにより相対ルールを適用
- より多くのHTMLエディタや汎用環境による改修や修正が可能な設計
- ファイル構造も徹底した合理性を追求する長期持続可能なシンプル構成
- 出力結果に影響しないフレームワークやコンパイラなどの余分な管理負荷を除去
- DCOOベースのヒエラルキー構造のため描写・機能別の影響制限による不具合の高回避率
DCOO(ディークー)とは
DCOO(ディークー)とは、Detachable Cloud Object-Oriented/デタッチャブル・クラウド・オブ ジェクトオリエンテッドの略称で、全体を一体化せずに部分的な機能やデザインパーツの組み合わせにより構築構成します。
PONC(ピーオーエヌシー)
Purpose-Oriented Naming Conventionはコードやデザイン、コンテンツの命名に一貫性を持たせるHybridWeb1.0のベース理論での標準概念
ノーコードWebサイトの相談事例
STUDIOやWixなどノーコードWebサイトは、数時間もあればホームページを公開することは可能です。 従来の無料ブログでは再現できないことがWebサイト形式でほとんど再現できるようになっています。
ネットへの情報公開の速さのみに限定した場合、無料ブログサービスやWordPressサイトと同じように、プログラム機能を利用した体系的な構造のコンテンツをインターネットへアップできるツールの一つであることは間違いありません。
ところが、手軽に簡単にノーコードで制作し公開したあとに、後悔する事業者の方も少なくないようで、実際には事実として以下のような相談報告があります。- SUTDIOサイトをSEO対策も兼ねてWordPressでリニューアルしたい
- Wixで作成してみようとしたがスキルと時間がなく外注したい
- STUDIOサイトのモバイル端末での読み込み速度が遅く、Page Speed Insightsのスコアが低品質
- STUDIOはページスピードも非常に遅く、HTML/CSSで作り直すことに決定した
- STUDIOサイトはメンテナンス性の悪さや自由度の低さからWordPressサイトに変更を決めた
- Wixは各MAツールの実装が仕様上不可能であるなど様々な不都合が発生するためWordPressにしたい
- WordPressサイトからWixに移行したが後悔し通常のWebサイトに戻したい
- 初心者で作成したWixサイトで不具合が多発するので外部に依頼したい
など、低価格や簡易性のプロモーションの影響効果で導入される方も多く、BtoCであればある程度満足される方もいますが、BtoBを前提とした事業者サイトとしてはお困りの事業者さまも数多くいらっしゃるようです。
また知識がなくても編集や修正が可能なノーコードツールであっても、ほかの業務とサイト管理を兼任していた担当者が離職したりすることで運用ができなくなってしまうなどのケースも少なくないようです。
特別に奇抜で閲覧に苦労するトリッキーなコンテンツを用意する意味はほとんどないのですが、結果的に企業マーケティングが上手くいかないままの特徴のない企業サイトが残存してしまい、ネット戦略やご商談の接点の足かせとなってしまっているかもしれません。
メリットを活用できるのは限定的
WordPressのメリットとリスク
HybridWeb1.0においてCMSサイトとして当社で採用しているのはオープンソースベースのCMSであるWordPressです。
汎用性や拡張性だけでなく、合理的な効率的CMSサイト運営に最適な仕様構造で外郭ツールなども豊富で長期的に持続化可能なCMSだからです。
2025年1月時点でWordPressのWebサイト世界シェアは62.0%です。
2025年1月時点の世界のCMSシェアランキングトップ5です
- 1位 WordPress: 62.0%
- 2位 Shopify: 6.7%
- 3位 Wix: 4.6%
- 4位 Squarespace: 3.2%
- 5位 Joomla: 2.2%
- [情報源]W3Techsによる世界的なウェブ技術調査
スクラッチ開発では数ヵ月の日数が必要になり、数百万円以上するCMSシステムを無償で導入できるのがWordPressです。
ShopifyはECシステムに特化したCMSなので、事実としてCMSサイトはWordPressで構築することが日本だけでなく世界的に見てもベネフィットが多いと世界中のWeb制作者や経営者、決済担当者のほとんどが判断していることが伺えます。
さらにプラグインという機能別プログラムを個別に実装させることも可能で、世界中で多種多様なプラグインが開発され提供されています。
またWordPressテーマやプラグインは無償で配布されるものから、数千円から数万円程度の価格で利用可能なサービスも多数あります。
ただし、運用面では少し気をつける必要があります。
例えばデザインなどの外側をパッケージ化したWordPressテーマは、テンプレートを見るととても魅力的に見えますが、実際に購入してカスタマイズしようとすると、画像やテキスト変更だけでも一般の方にとってはかなり負荷が高いケースが多く、途中で外注を考えたりされる方も少なくありません。
また、WordPressをノーコードのブロックエディタ―に近い方法で運用するためのエレメンターというプラグインでは、高い機能性があだとなってアップデートの度にエラーが発生したり、設定方法をあやまってページが表示されなくなったり、そもそもノーコードでも操作方法を理解する必要があるので、むずかしくてあきらめてしまう方もいます。
そのほか、これはエレメンターに限らずですが別のプラグインなどを多用している場合は、ほかのプラグインと衝突してコンフリクトを引き起こし、同時に使用できないプラグインが複数発生する事案なども少なくありません。
これらのリスクは、WordPressサイトはプログラムで構築されたWebサイトであるため、本体だけでなく各プラグインのプログラム内容、サーバー側PHPのバージョンやMySQLなどのデータベースアプリケーションのバージョン更新などにより、すべての整合性が取れないと動作しない仕組みであるからです。
そのため、これらのリスク回避と運営上の管理運用面でのリスクヘッジのためにHybrid Web1.0では、WordPressの基本構造をできるだけ改変せず、DCOOを基本仕様としてWordPressプロダクツ設計を行っています。
Hybrid Web1.0でのWordPress制作では、プラグインの追加だけでなくWordPress本体やプラグインの定期的なアップデート、PHPやデータベースアプリケーションのアップデートにおける不具合やエラー発生率を極限まで低減しています。
十分な知識があれば簡単に更新可能
Hybrid Web1.0のこれから
Hybrid Web1.0は2025年に確立されたばかりのガイドライン理論です。 これからのWebクリエイティブ全般に反映され、さらに進化と革新を繰り返すことになります。
一般的なフランチャイジーの店舗設営技法のノウハウでWebクリエイティブ全般を合理化しつつも、個別にブランディングとマーケティングの確立されたオリジナルコンテンツを制作することが可能になります。
判断を躊躇したりコンポーネントの選択肢を不要に拡大する制作フローはすべてHybrid Web1.0に組み込むことで、近代建築手法に類似する設計と構築ノウハウを習得し、制限なく変化し続けるWebクリエイティブ哲学的理論として研磨されていきます。
もちろん、ご依頼者さまには納期や費用面だけでなく、運用や改修などのサイト運営上の大きなベネフィットが数多く相対シナジーは間違いなく指数的に飛躍することをお約束いたします。
温故知新なWebクリエイティブ
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