2025.11.12 Wed
Simple Membership英語エラーメッセージを日本語化する方法

Simple Membershipログイン画面の英語エラーメッセージを日本語化
WordPressの会員機能カスタマイズプラグイン「Simple Membership」では、ログイン画面など一部のエラーメッセージが英語のまま表示されることがあります。ユーザーにわかりやすく日本語化するには、翻訳ファイルを編集する方法が簡単です。
1. 翻訳ファイルの場所を確認
/wp-content/languages/plugins/
このフォルダにプラグイン用の “.po” と “.mo” ファイルがあります。
poファイルは人間用のファイルでmoファイルはWordPressが読み込むためのコンパイルバイナリ形式ファイルです。
SimpleMembershipのプラグインエディタファイル内にlanguagesフォルダがありますが、ログイン画面のエラーメッセージは各プラグイン用のlanguagesフォルダ内のpoファイルを編集する必要があります。
日本語化が少しだけ手間がかかる箇所がある
2. Poeditで.poファイルを編集
無料変換ソフト「Poedit」を使います。 編集したい英文を見つけ、日本語に翻訳する記述を追加します。
ファイルの構造を見るとわかりますが、以下のように日本語化したいメッセージをそれぞれ設置します。
対象:simple-membership-ja.poファイル
msgid "Log In"
msgstr "ログイン"
msgid "Username field cannot be empty."
msgstr "ユーザー名を入力してください。"
msgid "Password field cannot be empty."
msgstr "パスワードを入力してください。"
のように追加します。
場所はプラグイン言語ファイルの説明記述直下に記入しました。
msgidとmsgstrを紐づける
3. moファイルに変換
先にインストールしたPoeditでsimple-membership-ja.poファイルを開き、simple-membership-ja.moとして保存すると、対応する “mo” ファイルが生成されます。
念のため既存のmoファイルをバックアップしてから、 “simple-membership-ja.mo” ファイルと置き換えます。
moファイルはWordPress用の特別ファイル
4. simple-membership-ja.l10n.phpファイルの注意
WordPress 6.5以降は “プラグイン名.l10n.php” が存在するとこちらが優先される仕様なようです。
moファイルの翻訳を有効にするには、必要に応じて上記phpの削除またはファイル名を変更してください。
これで、ログイン画面やその他のメッセージも日本語で表示されるようになります。
セキュリティ上「ユーザー名かパスワードが正しいか分からない」ようにメッセージを変えてしまってもいいのですが、どちらが間違えているのかわからなくなるため、セキュリティ面とユーザビリティのどちらを優先するかもでも、メッセージ内容を考慮すると良いかもしれません。
とにかくpoファイルで差し替える
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